FXは専門用語で溢れかえっています。まずは、取引に最低限必要な基本的な用語を集めたので、まずはこちらから覚えていってください。
どうも、FX脱初心者ブログ管理人のFxish(フィッシュ)です。
今日も勝ち組トレーダーに向かっていきましょう。
今回は、これから始めようとするFX未経験者・初心者向けの最低限チェックしておきたい用語を13個集めました。これを覚えて、実践に入りましょう。
- 通貨ペア
- ロングとショート(売り買い)
- エントリーと決済
- ポジション
- ロット数
- (強制)ロスカットとマージンコール
- 証拠金と余剰金
- ビッドとアスク(Bid/Ask)
- スプレッド
- 信託保全
- チャート
- ピップス(pips)
- スワップポイント
それでは、個々の用語について説明していきます。
通貨ペア
FX取引を始める前に、通貨ペアについて知っておく必要があります。通貨ペアとは、通貨と通貨の組み合わせのことをいいます。
代表的な通貨ペアは【ドル円、ユーロドル、ユーロ円、ポンド円、ポンドドル、ユーロポンド】などがあげられますが、その他にも多くの通貨ペアがあります。
取引をする際には、世界的に多く取引されている通貨ペアで行うのが一番いいです。
なぜなら、その方が値動きが読みやすく、急激な値動きも少ないため、初心者の方でも取り組みやすいからです。
上記にあげた通貨ペアならどれを取引しても問題ありません。利益を上げるには、どの通貨ペアを扱っているかも今後重要な決め手となります。特に、デイトレーダーになりたい場合、通貨ペアの選択は肝になってきます。
ロングとショート(売り買い)
ロングはある通貨ペアを「買う」こと
ショートはある通貨ペアを「売る」こと
です。
ロングは自分が買ったところより価格が高くなれば利益となります。
一方、ショートは自分が売ったところより価格が低くなれば利益となります。
ロング=『買い』:通貨の価値が安いときに買って、
高いときに売る行為を言います。または、通貨の価値が高まっているときに、さらに高まるという期待をもって買って、さらに高くなったところで売る行為をすることです。要するに、価格が上に向かうということですね。
ショート=『売り』:通貨の価値が高いときに売って、
安いときに買い戻す行為を言います。または、通貨の価値が低くなっているときに、さらに低くなるという期待をもって売って、さらに低くなったところで買う行為をすることです。要するに、価格が下に向かうということですね。
エントリーと決済
エントリーとは、自分が利益があげられそうだと判断して証拠金を使って取引を開始することです。無事に取引が開始できると注文が執行され、約定(やくじょう)されます。
決済とは、自分が保有しているポジション(下記参照)を指定した価格(または現在価格)で取引を終了させることです。
ポジション
FX相場にエントリーして、決済せずにその状態を維持している注文ことです。
まだ決済をせずに保有している状態です。
例えば、1万ドルを買っている時には「1万ドルの買いポジションを持っている」といいます。
また、売り買いを一つもしていないときには、「ノーポジション」略して「ノーポジ」ともいう人もいます。
ロット数(Lot)
ロット数とは、取引枚数のことです。
トレードする上で、どれぐらいの資金で取引するか、その時の取引通貨量の単位です。
1.0ロット、0.1ロットなどと言います。
通常、1.0ロット=10万通貨です(海外基準です)。
※1.0ロット=1万通貨としている証券会社もありますが、ここでは1.0ロット=10万通貨で説明していきます。
つまり、1.0ロットの取引というのは、ドル円でいえば10万ドル分トレードを行うことです。
0.1ロット(1万通貨)の取引 > 1銭の値動きで約100円の損益
1.0ロット(10万通貨)の取引 > 1銭の値動きで約1000円の損益
となるので、覚えておきましょう。自分の目標利益に対してどのくらいのロット数が必要かわかりましたか。
(強制)ロスカットとマージンコール
FX取引を行う上で、常に利益が発生するという保証はなく、証拠金維持率が大幅に下回ることもあります。損失した場合に、自動的に決済されることを強制ロスカットと言います。自発的に損失を確定することもロスカットといったりする人もいらっしゃるようなので、ここでは「強制」という言葉をあえて付け加えています。
これに対して、業者が定める証拠金維持率を下回った場合において、証拠金を一定の維持率以上に引き上げるように、FX取引業者から投資家に警告することをマージンコールと呼びます。
マージンコールでは、強制的に決済されることはなく、投資家に対して、あくまで警告を促すものです。お金がたりなくなりそうだから証拠金を追加して下さいということですね。
なぜ、マージンコールというかですが、これは英語から来ています。証拠金のことを英語でMarginといいます。
証拠金と余剰金
証拠金とは、トレードで実際預けている資金よりも大きなお金を動かすために最低限必要な担保金です。
ポジションを持った場合はロックされて動かなくなります。
相場の動きによって変動する、余っているお金のことです。
FX業者(証券口座)に入っている資金のなかで、証拠金として扱われていないお金のことです。
証券会社によって違いはありますが、余剰金が0になると、取引は勝手に終了させられます。
これを強制ロスカットといいます。
余剰金を多めに入れている場合は、余剰金が損失を大きくかぶらないように、リスク管理する必要があります。
そのリスク管理は自分でコントロールすることができますので、安心して取引をしましょう。
FXで稼ぎ続けるには保有資金と実際に取引するロット数のバランスがとても重要です。
ビッドとアスク(Bid/Ask)
FX業者は、以下の2つの価格を提示しています。
Bid :売る価格
Ask:買う価格
ある通貨を買いたいときには、Askの価格で取引することができます。一方、ある通貨を売りたい場合には、Bidの価格で取引をすることができます。
スプレッド
FXでは通貨を売り買いとするときにBidとAskに差があります。これをスプレッドと呼んでいます。瞬間的に買って売ってを行うと損することになります。つまり、買った瞬間から少しだけ損失を抱えた状態で取引が始まるということですね。このスプレッドは取引コストとなりますので、できるだけ狭いところが望ましいです。
メジャーな通貨ペアのほうが取引量が多いため、比較的スプレッドは狭くなっています。スプレッドは口座開設をどこにするのかを決める上で重要なキーワードになります。
信託保全
安全で良質なFX業者を選ぶ上で、重要ポイントとなるのが信託保全制度です。 大切な投資資金をFX取引業者にあずけるわけですが、万が一、その会社が破綻した場合などに備え、提携する信託銀行などの金融機関において、預託金が保証される制度のことを信託保全と言います。
ただし、信託保全制度には、一部信託、完全信託の2種類がありますので、信託保全制度が導入されているからといって、安心していてはいけません。
信託保全制度が導入されているのは当然のことであり、どの金融機関と提携しているのか、その内容について入念にチェックする必要があります。
チャート
通貨ペアの値動きをグラフ化したもののことです。 グラフ化することで値動きの傾向を掴むことができます。各証券会社によって、表示方法であったり、使い方が異なるのでまずはいくつか試してみるのがいいです。自分にあっているなと感じたらその証券会社を利用すればいいわけですからね。
ピップス(pips)
外貨取引を行う際に使われる単位です。
円の最小pipsは1銭となり、100pips=1円(100銭)となります。
通貨ペアが多数あるため、pipsという単位で表すことで、分かりやすく表現します。
例)
ドル円のレートが1ドル=120.23円の時、最後(小数第2位)の3銭=3Pipsと表現されます。
ユーロドルのレートでは、1ユーロ=11368ドルの時、最後(小数第4位)の8の部分=8pipsと表現されます。
稼ぐ金額を考えることも大切ですが、このpipsで考えることも大切です。
スワップポイント
最近では、金利差があまりないので騒がれませんが、今後再び日の目を見る可能性があるのがこのスワップポイントです。FXは、海外の異なる2国間の通貨を用いて取引を行っているため、金利差により保有しているポジションに応じて金利差分の利益/損失が発生するため、その金利差分を反映するものがスワップポイントです。つまり、金利差によって変動するので、安定した利益となるかどうかはわかりません。しかし、ポジション保有期間が長い場合、地味に損益に英橋がありますので、トレード期間が長い人は少しだけ注意する必要があるでしょう。
いかがだったでしょうか。基礎用語を覚えてスキルを高めていきましょう。
Fxish