有名な3つのアノマリーをまとめてみました。
どうも、FX脱初心者ブログ管理人のFxish(フィッシュ)です。
今日も勝ち組トレーダーに向かって進んでいきましょう。
今日のテーマは、
「FXでも気になる有名な5つのアノマリー」
です。
アノマリーとは
アノマリーとは、ある法則・理論からみて異常、または説明できない事象や個体等を指す。(Wikipediaより)
FXでいうアノマリーとは、若干説明がつきそうなものもあるのですが、元々の意味は説明できない異常な動きをすることです。
価格の波の動きを正しいとすると、アノマリーになりそうですけどね。
このアノマリーを味方につけることで、FXにおいて勝率を高めることができます。
有名なものでは、以下の3つがあります。
- 季節要因
- 月の満ち欠け(新月・満月)
- 5・10(ゴトー)日
です。
季節要因
アノマリーで一番有名なのは、この季節要因です。
1月には季節的要因として、欧米企業がファイナンシャルイヤー(会計年度)の始まりを迎えますので、 変動幅が大きくなりがちです。また正月シーズンについては薄商いとなり参加者が少なくなるため、動意が薄くなります。 アノマリーについては、ドル円はなぜかしら1月に年間の高値や安値をつけやすいということがあります。
2月の季節的要因は、1月の流れを引き継ぐということが多くなります。 また輸出企業の社内為替基準値が決まります。 アノマリーとしては、節分の2月3日に天井の値をつけて彼岸の3月20日に底をつけやすいという傾向があります。
3月は日本企業が決算期に入りますので、円高要因となります。
アノマリーは決算対策で公的資金からの買いが入り易いという状況になっているようです。
4月になると日本企業の年度初めとなりますので、 決算が終わっており円安に振れ易いです。
また、ゴールデンウィークで日本人が海外旅行へ行きますので、海外通貨の需要が高まることにより円安に振れ易いという傾向があります。
5月~8月については市場が閑散としている状態ですので値が大きく振れ易いです。特に、8月は要注意です。私も痛い目にあったことがあります。
9月には日本企業が中間決算を迎えますので円高要因となります。
10月はアノマリーとして10月効果と呼ばれ米株が下げやすく底をうつといういわれがあります。
有名な株価暴落として1929年10月24日の「暗黒の木曜日(Black Thursday)」、1987年10月19日「暗黒の月曜日(Black Monday)」ではそれぞれ下落率が12.8%と22.6%でした。
11月には米国感謝祭の休暇がメインで休暇前に調整が入ることも良くあります。
また11月は新しい方向性に動き始める時期となっています。
12月は欧米企業の決算期がありますので、円安に振れ易いという傾向があります。
クリスマス以降はトレーダーが休暇に入りますので、市場が非常に閑散とした状態になります。
そのため、値動きに敏感に反応するため、ボラティリティーが高くなることが多いです。
月の満ち欠け(新月・満月)
実は、月の満ち欠けというのもアノマリーとして有名です。
月と相場の関係としてよくいわれるのは、以下のようなものです。
「満月・新月の日が変化日になりやすい」
また、株と為替の場合は、以下のようになりやすいといわれています。
・満月の日を起点とし、新月に向けて上昇(株高) > 円安
・新月の日を起点とし、満月に向けて下落(株安) > 円高
5・10(ゴトー)日
5・10(ゴトー)日は、普段多くのトレーダーがあまり意識しない実需の観点からのアノマリーです。
東京時間で取引を行う際に、気をつけるべき項目に、仲値(なかね)といわれるものがあります。
仲値とは、銀行などの金融機関が顧客との外国通貨(外貨)取引の際の基準レートのことです。
刻一刻と動く為替レートを、取引のたびに銀行に問い合わせていては大変ですよね?
どこかのタイミングでその日の取引レートを決めてしまおうということで仲値という制度ができました。
この仲値が決まる時間が、日本時間の9時55分です。
日本の輸入企業では、取引先への支払いをドル建てで決済する場合が多く、決済日(5や10のつく日、いわゆるゴトー日)に円をドルに両替します。
そのためゴトー日になると、金融機関の保有するドルが不足することがあります。
これを「仲値不足」と呼び、金融機関は仲値不足の解消のために、外国為替市場を通じてドルを購入します。
これによりドル通貨が買われ、ドル円などは円安へ推移します。
つまり、5の倍数の日は、日本時間9時55分に向けて、円安になりやすいという傾向があります。
5の倍数の日が、祝日や土日だった場合、ゴトー日は前倒しになります。
いかがでしょうか。このアノマリーを意識してFXをみてみると面白いかもしれません。
Fxish